左が湯屋。(→) 新築で、まだ真新しい。
おかみ「今日さいしょのお客さんだから。お客さんお湯は熱いのが好き?ぬるいのが好き?」
僕「熱いほうですね」
おかみ「じゃ、こっちを男湯にするか…。今日はこっちのほうが熱そうだから」
と、入口のノレンを交換するおかみ。この心遣いが嬉しい。おかみの心遣いで岩風呂になりましたが、もう片方は檜造りの木風呂だそうです。
下の画像が、僕が入った岩風呂。天窓からの柔らかい陽差しが、白濁したお湯に降り注いで、幻想的です。さっそく身体を清めると、入浴します。
お湯は緑がかったにごり湯。ほのかに甘い匂いがします。泉質は硫酸塩泉で、さらりとした肌あたり。大涌谷からの引湯をかけ流ししているそうです。温度は43度くらいでしょうか、ちょっと熱めで僕好みです。
白い陽差しの下で静かにしていると、じわりと汗が出て、あゝ極楽。驚いたのは、風呂あがりに身体から甘くフルーティな匂いがすること。いい匂いがするといえば、白骨温泉泡の湯や、田沢温泉有乳湯を思い出しますが、それらに勝るとも劣らないいい匂いです。
アロマ効果でくつろげる温泉。設備も新しく、貸タオルも付いてこの入浴料は高くない。家族旅行の立ち寄りなどにもお薦めします。
強羅を発つと、お昼ごはんは仙石原「壺仙」に。いつも麺類ですが、初めてご飯もの「レバ野菜炒め定食(¥1,400-)」にチャレンジしました。美味しかったんですが、麺類から受ける「何でこんな場所で本格中華料理なの?!」というインパクトはありませんでした。
御殿場から東名。帰宅14:50、総走行170km。
昭和の薫りを楽しんだ小さな旅でした。
「花園の小径・中華壺仙」
神奈川県足柄下郡
箱根町仙石原817-265
0460-84-2078