沢渡温泉に到着。うっそうとした山頂を縦断する小さな温泉街。そこを通過して、道路が谷に向かって落ちてゆくカーヴに古い建物。手前の平屋は沢渡温泉共同浴場、その奥にある黄土色の建物が目的地の「まるほん旅館」です。
沢渡温泉は、江戸時代から「草津の仕上げ湯」として優しい肌あたりとして知られ、「一浴玉の肌」という美人の湯でも有名だそうです。その温泉のシンボル的存在がまるほん旅館。立ち寄り客は曜日の制限があるのですが、やっと曜日が合いました。
専用駐車場に駐めて、本館で入浴料を支払い、その二階へ。下調べでは、本館の二階から渡り廊下を歩いて一階の湯屋に降りる不思議な構造であることは知っていましたが、現地を見て納得。本館から路地をまたいで廊下が伸びて、湯屋につながっています。(左の建物が共同浴場で、奥に湯屋の屋根が見える) この路地は源泉井戸へのアクセス道なので、路地はつぶせなかったんですね。
渡り廊下から階段を降りた先に、もう浴室が見えます。なかなか凝った造りですね。(右) ちなみにここは混浴。また単車雑誌の取材にも協力的で、以前に単車雑誌で、ツーリングの若い男女が一緒に入浴している記事も見ました。あいにくというか幸いというか、この日の入浴客は僕ひとりで、貸し切り状態でした。