風呂あがりも身体のコリがほぐれて快適。何より肌に残る甘い匂いに癒されます。秘湯というにはややアクセスが良すぎるけれど、美しい内湯は満足できるものでした。
沢渡温泉を発つと、もと来た県道を逆もどり。そして中之条からは国道145号線へと移ります。(下)
国道145号線は沼田街道と言って、また「日本ロマンチック街道」(道路周辺の自然が日本において最もドイツ的自然環境を持っていることにちなんでこの名がついた)の一部でもあります。ロマンスは生じませんでしたが、走り易い道でした。
お昼ごはんは国道17号線、赤城のドライブイン「永井食堂」にお世話になりました。このお店、峠のトラック野郎のスタンド食堂… と思いきや、この日も前回同様(2014年)家族連れやご年配のグループで満席。こんなに家庭的な雰囲気だとトラック野郎が立ち寄りづらいのでは?とよけいな心配をしてしまいますが、ともあれ大繁盛です。今回いただいたのももちろん「もつ煮定食」、もつが大で、ご飯は平らで¥770-。
早速もつ煮をひと口… 美味… いやいや魔味だな、こりゃ。
旨味が濃いのに塩辛くない汁にあらためて感銘を受けます。全体的に中国料理の漬物「搾菜(ザアサイ)」を思わせるピリ辛があって、それがまた食欲をそそります。ごちそうさまでした。
お店を出ると、長い帰路につきました。もつ煮でスタミナはついたものの、関越道は28度と夏を思わせる暑さで、特に嵐山あたりは強烈で、バテ気味。上州で遊んだ帰りっていつもこうだよなぁ。
帰宅は17:30。総走行は400kmの、上州とっておきの秘湯旅。そしてこの二日後に、関東地方も梅雨入りしました。
「永井食堂」
群馬県渋川市上白井4477-1
0279-53-2338