あらためてご紹介します、「本郷の千年桜」。エドヒガンザクラ。 樹齢600年というから、安土桃山時代のお生まれ。とにかく大きくて、5年前に見たときは葉桜でしたが、こうして満開だといっそう大きく感じます。手前に新しくできた駐車場に下りて撮影しましたが、そうでもしないと桜から離れて全景が写せない。
 たくさんに支柱に支えられて、それでも集落を守るように広がる千年桜。形に迫力があります。そう感じるのは幹が太く、枝がみんな空を向いているから。樹勢があるというか、老骨になってなお意気盛んという風情で、見ているだけで元気づけられます。
 背後に回って、太い幹を見ます。なんとなく熱帯のマングローブみたい。植物形態学上、地上5mの幹の所から地面に向かって根が出ている珍しい桜だそうです。
 桜が「ふふん、お若いの、どこから見てもワシは年寄りじゃよ」と、語りかけてくるようです。
 
  
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