(おまけ)過去に履いたタイアの寸評
ダンロップD207(Buell); ドライなグリップ感が魅力。
ダンロップD221(Buell); グリップ感がじわっと持続する点と、凸凹で跳ねない点が長所。
ミシュランPilot Road2(Buell); とにかく圧倒的な耐摩耗性。
メッツラー Roadtech Z6 INTERACT(Buell); ツーリングには充分すぎるほどのグリップ力。
ブリヂストンBATTLAX BT-023(NC700X); 車体を倒し込むときの怖さがないのが特徴。
ミシュランPilot Road3(NC700X); 圧倒的なウェットグリップ性能で、雨がまったく怖くない。
なお、ミシュランPilot Road2以降は、すべてセンターが耐磨耗性でショルダーがハイグリップ性能のコンパウンドを持つ、いわゆるツー・イン・ワンのタイアです。大型自二はタイアの摩耗が早いので、ツー・イン・ワン・タイアの経済性を享受すると、もう普通の単一コンパウンドには戻れない。
風呂からあがって、新しいタイアを撮影。ここで、メッツラー Roadtech 01について寸評です。
従来のメッツラーが路面に接地する形状が縦長だったのに対し、コイツは縦に短く、横方向に広い接地面を作ることで、接地面に占める溝の割合を増やして、トレッドが路面を掴むため力を生みやすくする発想です。
形状は、フロントタイアは円く、接地面にはウェーブ状の溝。リアタイアはサイドウォール(エラ)が横に張っていて、接地面には、旋回する方向にV字状の溝が刻まれる。
走ってみて印象的なのは、旋回時の寝てゆく動きが軽くて、まるで愛機がグッとコンパクトになったよう。それでいてヒラヒラした感じではなく、あたかもスローモーションをみるようにバイクの姿勢を的確に感じとれる点は秀悦です。また剛性感があるので、高速走行や下り坂の旋回が、安定していて実に気持ちいい。
ただしメッツラーZ6が持っていた、まったりとした乗り心地はなく、また雨天時の性能も未知数です。
さて西山温泉を発つと、往路とは逆に南下して、新清水ICから新東名で帰路につきました。帰宅は17:18、総走行は397km。
気温はずっと22度だったので、汗をかかずにタイアの皮剥きに集中できました。