さて、途中で国道とお別れして、東秋山林道に分け入ります。近年、新しく整備されたというので、走ってみました。国道と並行して、ひとつ山の上を往きます。崖伝いのくねくね道には変わりがありませんが、道幅が広くて走り易い。
 愛機(右下の木陰)を下りて、鳥甲山を臨む。山との間には大渓谷が横たわるので、山頂が妙に近く感じます。
 このあと林道は終わって、もとの国道に合流。前倉橋(へいけ茶屋)、屋敷と、平家落人伝説を色濃く残す集落を通過。この屋敷から先は、初めて踏み入れるので、期待が高まります。
 が、狭い道が、鬱蒼とした原生林の中を、延々と続くだけ。このあたりは冬期間通行止めの区間だそうですが、それも頷ける山奥です。草いきれの匂いにもいいかげん飽きてきたところで、道は谷底に下りてゆきます。国道405号線の終点、切明温泉「雄川閣」に到着しました。
 切明温泉は秋山郷の最奥地で、この雄川閣は、栄村が経営する一軒宿。江戸中期に開湯したという。河原からお湯が湧き出ており、無料で借してくれるスコップで河原を掘って、手作りの露天風呂が楽しめることで有名です。あいにく川に浸かるのは苦手だし、宿の露天風呂は立ち寄り客は受け入れてくれないそうなので、通過しました。
⇒2015年に、
屋敷で
Uターンした
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