このあと県道4号線で上信越道の東部湯の丸に出ると、交通量の多さに驚きます。二日間、秘境道ばかり走り回っていたので、クルマの数に目が慣れません。
 東部湯の丸ICの入り口近くに、以前から気になっていた「道の駅」があったので、そこで昼ごはんをいただくことにしました。
 空の青さと、浅間山にかかる雲の白さが目に沁みる。さすがにトップシーズンで、ご覧のとおり平日(月曜日)にもかかわらず、駐車場はほぼ満車。
 こりゃ期待できると、「くるみ手打ちそば(¥880-)」に、「もつ煮(¥360-)」をつけました。待ち時間に、おねえさんが「36番さん、いま茹であがりました」「いま冷水でさらしているので、もう少しお待ちください」と伝えてくれる。出てきた蕎麦は盛りがよく、大盛りサイズ。手打ちらしく麺が不ぞろい。
 さっそくひと箸たぐると…えっ!これ美味い!蕎麦の風味や甘みがしっかりあります。汁も深い旨味があり、甘めの蕎麦と合う。
 ここは、江戸時代の天下無双の名力士・雷電が生まれたところ。
 また、くるみの生産量日本一ということで、その二つを特徴とした道の駅です。
 驚いたのは、ガラスに囲まれた蕎麦打ち室があり、おばちゃんが交代で蕎麦を打っています。
 次は小鉢に入ったくるみのペーストを汁に溶かす。これも風味が変わって、楽しいぞ。では、もつ煮も期待して… あっ!もつ煮も美味い!もつらしい濃い旨味と、野菜の甘さとが絶妙です。この道の駅のお食事処、街のお蕎麦屋さんが青くなるレベルというか、文句なくお薦めします。
 東部湯の丸ICからは、いよいよ“年貢を納めて”長い長い帰路につきます。炎天下で延々5時間のノロノロ走行は身体にこたえました。帰宅は19:50、この日は総走行358km、三日間の旅の合計は879kmでした。
 翌日にお土産のプラムを見ていると、ふと…。
信州のプラムの赤い色と、真田幸村の甲冑の赤色とは、ちょっと似ているんじゃないか?
⇒雷電
くるみの里は
コチラ
「道の駅 雷電くるみの里」
0268-63-0963
長野県東御市滋野乙4524-1
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