桜の品種は「春めき桜」。花びらのピンクは、河津桜よりは淡く、ソメイヨシノより濃い。開花する時期も、二者の中間くらい。桜としては小ぶりな品種といいますが、こうして11年ぶりに見ても、確かに木が大きくなっていない。満開は過ぎていたものの、まだまだ楽しめました。
 さて花見の後は、腹ごしらえ。これまた久しぶりの「万福」にお世話になりました。盛りのいい、いわゆる町中華です。
 初めてノレンをくぐる時は勇気がいったなぁ、と、思い出しながら、看板すら無いに等しいお店に入る。先客は4名、工場のジャンパーを来たおっちゃん達が、カウンター席に陣取っている。このおっちゃん達は「毎週〇曜日の昼ごはんは、万福で中華」と決めてるのだろうか?ともあれ僕も革ジャン革パンという服装だから、同じくカウンター席に落ち着く。前回は野菜炒めにしたので、今回は「レバニラ炒めとご飯(¥800-)」を注文。中華鍋で具材を炒めるジャンジャン…という音をぼんやり聞いていると、おかみさんが「レバニラお待たせしました」と脇から皿を置いてくれて、えっ?僕のレバニラ、もう出来たの?
 ひと口…うん、美味い。油と黒い中華ダレにまみれた逸品は、しょっぱくなくて、むしろ甘くて旨味が深い。レバ片も厚めで食べ応えがある。後半は胡椒とラー油をふって、少しパンチのある味付けに。どんぶり飯をすべていただくことができました。西部劇に出てくるサロンのような、荒くれ男どものお店。このまま苦みばしった顔で、店を出よう。
 帰りはのんびりトランポに載せて。(笑) というのは冗談でして、東名の中井PAで、後輪がパンクしていることを発見。パンクは二回経験していますが、ツーリング中では初めて、それも高速道路で…。 まぁ本線上でなくて幸いでした。ということで、HONDA会員のレスキュー隊を呼んで、愛機はこのままHONDAへ、僕は最寄りの小田急の秦野駅で降ろしてもらいました。小田急電車は単車で帰るよりも早く(複雑な心境)帰宅は15:50、総走行は往路だけで79km。
⇒前回の春木径 はコチラ
⇒万福 はコチラ
「万福(まんぷく)」
足柄上郡開成町
吉田島1583
0465-83-5020
barracuda-second031001.gif