これが「姥子温泉・芦ノ湖一の湯」。
この「芦ノ湖一の湯」もホテルには違いないのですが、山荘風のプチホテルで、このウェアでも気兼ねはなし。また愛犬と一緒に楽しめる浴槽もあったりして、ぐっと庶民的です。 と、湯ノ花沢や蛸川との比較は、まぁいい。姥子温泉である。
大浴場や露天風呂もあるようですが、この日に通されたのは、長方形の石タイル貼りの内風呂。温泉は右の湯口からちょろちょろと注がれて、左のパイプからかけ流されている。浴槽内の黒い石タイルでお湯も黒く見えるけれど、お湯は無色でわずかに白にごり。
泉質は炭酸水素塩泉硫酸塩泉。縁の茶色い石タイルには、表面にキナコ色の成分がこびりついています。
長方形の短いほうに足を投げ出すと膝が伸ばせないので、湯口のわきの斜めに背をもたせて、長いほうに斜めに足を投げ出す。落ち着かない姿勢で困りました。(笑)
お湯じたいは、新鮮さを感じます。また肌あたりはさらりとしていて優しく、箱根の湯にしては珍しく、長湯ができるお湯です。風呂あがりの温浴感もマイルドで、いいお湯でした。
このあと仙石原を通過して、乙女峠から御殿場に出て東名にのる。
東名もスムースに流れていて、帰宅は15:20、総走行は186kmでした。
こうして湯ノ花沢温泉、蛸川温泉、姥子温泉と攻略。
箱根十七湯も、残すはあと二湯となりました。
(上)木陰でモミジの枝ぶりを見上げながら、スポーツドリンクをごくごくと飲む。今年の夏は終わってしまったとさ… と思いながら、雲ひとつない秋晴れに見とれる。
単車の旅って、心底天気に当たって快適なことは年に一度か二度しかないけれど、今日はそういう幸せな日なのかもしれない。
「姥子温泉・芦ノ湖一の湯」
0460-84-5331 入浴料 \900-
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根160-51