うどんと馬肉と茹でたキャベツを、左の熱い汁にいれていただきます。店名が「さくら」ですから、肉は王道の馬肉です。この馬肉がいい味で、とってもおいしい。うどんは手打ち。太くてコシがある、吉田うどんです。もつ煮は味が汁に出ていない脂っこい、いわゆる精がつくタイプ。おいしかったけれど、もつ煮はちょっと匂いがきつかったかな。ごちそうさま。
このあと武田乃郷・白山温泉に向かいます。この温泉は地元・韮崎出身のノーベル化学賞受賞者、大村智博士が私財を投じて開湯した温泉です。場所は釜無川を南アルプス側に渡ったところで、一帯は「韮崎大村記念公園」です。
建物は和モダンの造り。棟続きの蕎麦処は、熟年夫婦でいっぱいでした。落ち着いた隠れ家的雰囲気です。大村博士のセンスなのでしょうね。
浴槽はタイル張りの内風呂と、小さな露天風呂。源泉は45度。ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉のかけ流しです。ぬるめのお湯は薄いウグイス色で、匂いはなし。肌あたりはわずかにキシキシ感があります。瞑想にふけっていると、お湯はぬるいのに、頭のてっぺんからじわりじわりと汗が出てきます。風呂あがりの温浴感はしっかりとありました。書斎を思わせるラウンジのソファで、ひと休みします。珈琲の自販機がある。エスプレッソ風味の珈琲をいただいて、口のなかの脂っけをながします。あゝ大人の休日はこれでなくっちゃ。
武田乃郷・白山温泉、お薦めします。お湯には特徴がありませんが、施設が明るく、それでいて落ち着いていて、居心地がいい。心身共にリフレッシュできます。
愛機に戻ると、暑いくらいに感じます。23度ってこういう暖かさだったんだと納得しました。
帰路は双葉Jctから中部横断道で新東名に出ましたが、暖かい南風が横風となって、進路が乱されます。新東名に入る頃には風もやんでいたので、法定速度120km/hでとばしてゆきました。定期点検明けでエンジンオイルを交換したあとなので、回転がなめらかで気持ちいい。
帰宅は17:25、総走行390km。
翌日は身体に疲れが残りました。横風に耐えて走行したあとはいつもこうだよなぁ…。
(おまけ)甲府西部の温泉
いままで訪れた温泉をまとめてみました。
甲府は、富士川、釜無川、笛吹川と、三つの川で区切られているものの、お湯は似通ったものがあります。
お湯はどれも甲乙つけがたいので、施設の好みで選んでもいいかもしれません。
よければ、次頁をみてやってください。
「武田乃郷・白山温泉」 0551-22-5050 韮崎市神山町鍋山1809-1
入浴料¥700-