下社秋宮の駐車場に駐めると、お食事処「神楽」の開店を待って、まちあるき。
秋宮周辺は宿場町で、気どらない温泉街である。なのに神事を思わせる秩序美もただようところ。
観光客の姿も少なく、男ひとりでも “いたたまれない”ほどではない。嬉しい。
開店時刻になり4年ぶりにノレンをくぐる。前回と同じ「木曽路御膳・椿(¥1,600-)」は、黒毛和牛のしぐれ煮ごはんに、具だくさんののっぺい汁がつく。木の匙で生卵を崩してしぐれ煮をひと口… おいしい。夏バージョンはしょうがを効かせて、さっぱり味だ。のっぺい汁が絶品。江戸時代の参勤交代で大名にふるまわれたのが下諏訪ののっぺい汁だそうだが、彩りがひときわ。いろいろな野菜の味で、複雑な旨味が楽しめる。秋バージョンの豚汁よりも、こっちのほうが好きですね。ごちそうさまでした。
愛機に戻ると、いよいよ銭湯「いきいき元気館」に舵をきる。