駐車場は平坦で、ほっとする。この安堵はライダーならでは。(笑)
 市街地から近いせいか、平日なのに混んでいる。お年寄りのクルマばっかりと思いきや、若いお母さん一人のクルマもいる。社名が書かれた営業車両から、男性連れがタオルをもって降りてきたのには苦笑した。  
 建物はアジアンテイストの意匠。館内もたいへん綺麗で雰囲気がある。
 お風呂は窓が広いタイル張りの内風呂と、石張りの露天風呂。
 眺めはすばらしい。中野市街と、北信五山とが、さえぎるものなく一望。
 お湯は透明で匂いなし。泉質はカルシウム塩化物硫酸塩泉。源泉43度の循環式。さらりとした肌あたりだ。
 はじめは内風呂で景色を眺めながら、しばし瞑想にふける。おや?効能が身体を圧してくる感じがある。循環式なのに、これは意外だった。露天風呂に移ると、こちらは加温していて熱め。水深が深いせいもあって同じく身体を圧してくる感じ。パンチのあるお湯なんだ。
 風呂あがりは汗がどっと出て、心地よいぐったり感。革パンを履くのもイヤイヤ。お休み処の畳でごろ寝でも…と思ったら、あたり一面、ごろ寝する先客でいっぱい!野生動物のドキュメンタリーで見た、ミナミゾウアザラシのコロニーを思わせる壮観な景色だ。空きスペースがなく、ごろ寝はあきらめる。
 まとめよう。間山温泉「ぽんぽこの湯」、予想外に手応えのあるお湯で、良かった。
 駐車場にタヌキがいる。
 じーっと見ていると…
 あっ!きょうの僕と、同じ配色だ!
 タヌキが持つ帳簿と、僕のチョークバッグですら、お揃いのシロ!
 年甲斐もなく、嬉しい。
 なお従業員の方のお話しでは、このあたりはタヌキではなく、イノシシが出るそうだ。
 間山温泉で、信州高山温泉郷は制覇したことにしました。
 次頁に温泉郷をまとめたアルバムを挿入しましたので、よろしければ見てやってください。
 旅にもどる。
 空は晴れたり曇ったりと、不安定になってきた。
 宿泊する上山田温泉に舵を切る。
「間山温泉ぽんぽこの湯」 0269-23-2686
長野県中野市間山956 入浴料¥450-
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