「山賊焼定食(¥1,520-)」、麦飯は大盛(¥120-追加)にしていただきました。
長野県の山賊焼きはニンニクだれに漬け込んだ鶏肉のから揚げですが、ここの味付けはニンニク少なめで、ショウガが多め。実はその逆のほうが好みですが、クリスピーでおいしかった。家庭料理の味というか、ほっとする味です。
ごちそうさまでした。
温泉を発つと、諏訪南ICから中央道にのります。帰りの甲府盆地は暑くて、釈迦堂PAでひと休み。首に巻く吸水タオルは…あいにくと持ってこなかった。
あとで確認すると、甲府は30度まであがったそうです。
帰宅したのは16:15。総走行は346km。
久しぶりに、フレッシュな八ヶ岳の新緑を堪能できました。
ゆーとろん水神の湯は、日替わりで男女が1階と2階に分かれて、きょうは1階が男性のお風呂。箱庭のようなきれいな露天風呂には、青石で囲まれた岩風呂が三つに、洞窟風呂と、鉄平風呂。
お湯は加水なしの源泉かけ流し。無色で透明度が高い。源泉そのままは28度なので、42度に加温してある岩風呂に陣取りました。泉質は硫黄泉ですが、手ですくうとごくわずかに苦いような匂いがするだけ。鮮度が高くて、清潔感もあります。強アルカリ性らしく肌あたりはつるすべ感が強めですが、ph10.3という特殊性?は感じられず、ふつうの温泉です。しいて言えば足裏が岩風呂の底で滑るので、なにかにつかまっていないと姿勢を保ちづらいところでしょうか。
アルカリ性温泉はつるすべ感があるのが常識、でしょうけれど、ph値が上がればつるすべ感も強い、わけじゃあないことが分かります。まぁph値日本一の「おびなたの湯」や「みみずくの湯」だって、びっくりするほどの、つるすべ感はありませんでした。逆にぬるぬるだった奥多摩の「もえぎの湯」や甲府奈良田の「白根館」が、強アルカリ性の温泉とは聞いていません。
そんなことを考えつつ、脱衣所で身支度。風呂あがりはほてりも無く、肌のアブラが落ちてさっぱりしました。
こうしてphが10以上ある強アルカリ性温泉の、九つめを攻略。
館内のお食事処でお昼ごはんをいただく。せっかく入笠山からおりてくる風が爽やかなので、そよ風を感じて食事をしたかったのも、理由で。
網戸越しに、柔和そうな入笠山が目の前。(下)
でも山はいつだって、下から見上げるだけでは真の姿は分からないものです、よね?