個人的な感想である。さいしょの戸倉観世温泉を訪れた際に印象的だったのは、「なんで街の銭湯で、こんなに良い温泉がかけ流しなの?」と、「共同湯とは違って、どの温泉も広い駐車場を備えている!」 ということであった。特に駐車場が立派なところは、他の共同湯とは違う。諏訪湖の温泉銭湯群も、これほど広い駐車場は備えていない。
 一番のお気に入りは、この「戸倉観世温泉」である。お湯が放つ、花を思わせるフルーティな匂いがすばらしく、濃いヒスイ色もステキだ。またそんな魅力的なお湯と、飾り気のない銭湯とのミスマッチも楽しい。「万葉超音波温泉」と「かめ乃湯」は、浴槽がバラエティに富んでいるのに、どの浴槽でも瞑想にふけることができる。その落ち着きは、銭湯らしからぬ魅力。「瑞祥」は岩風呂の巨石群、「白鳥園」は建物の造りが凝っていて、都会のスーパー銭湯っぽくてなじみ易い。「戸倉国民温泉」と「つるの湯」は、規模も小ぶりで、雰囲気も共同湯に近かった。
 次の頁で地図を挿入したので、よろしければ見てやってください。
 夜は、戸倉上山田温泉の湯巡りを完了できたお祝いだ。カップ酒の銘柄は、このあたりに敬意を表して「千曲錦」に。商品棚に並んだ「真澄」とどっちにするか、悩んだ末の選択である。
 ミックスナッツで、くいくいと飲む。せっかくのお祝いなので、もう少し豪華なツマミにすればよかった。
 久しぶりのワインディングロードで疲れたので、早めに寝た。
 
2024年9月6日(金) 
快晴 現地気温28〜33度

 きょうも快晴で、すがすがしい朝。
 8:10に、ホテルを発つ。
 まず街の崖にあるR498の “いま” を確かめに行く。R498はついに全面通行止めでバリケードが設置されていた。怖かったので二度と走りたくない道だが、無くなってしまうのであれば、いままで長い間おつかれさまだ。
 次に、さいしょに立ち寄った「戸倉観世温泉」を、見にいく。駐車場はもう6割がた埋まっている。ちなみにこの温泉、朝風呂の営業は4:30から。
 さて旅のほうは、戸倉上山田を発って、千曲を横断する。(2頁あとに続く)
朝の「戸倉観世温泉」
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