帰り道は三島まではすいすいだったものの、東名は大渋滞。あまりの渋滞に、さっきの“絶好のツーリング日和”という評価は取り消します。
へとへとになって19時帰宅。総走行389km。
(補足)共同湯のおかあさんは 「手石の阿弥陀窟」を目撃している
僕「僕は以前『伊豆の七不思議』を探訪しているときに、手石の阿弥陀窟の近くまでは来ていまして…」
みなと湯のおかあさん「わたし阿弥陀窟、見たことがあります!それも洞窟に入って三度目めに、やっと」
ええっ?! おかあさん、あの仏像を目撃したのっ?!
あらためて説明すると、「手石の阿弥陀窟」は弓ヶ浜のお隣り、手石地区にある、海食によってできた洞窟です。波の静かな大潮のとき。しかも晴天の日の正午頃。小船でその中へ入ると、鳩穴という別の洞窟から入る光により、洞内の空間に勢至菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩の三体の仏像が浮かび上がると言われています。昔々、漁師が重い病にかかった子供の回復を観音様に祈願したら、洞窟の鮑を食べさせよとのお告げを受け、洞窟に入ったところ、三体の仏像が見えたとたん鮑が採れて、その鮑で子供の病が治ったという言い伝えがあります。
そもそも「伊豆の七不思議」の出自がなんなのかはわかりませんが、西伊豆・戸田の大瀬神社の掲示に触発されて、七不思議巡りを始めるライダーが多かった。僕もその一人ですが。
僕の七不思議巡りは完了していますが、七つのなかで、存在する現物があるはずで、僕が肉眼で見られなかったのは「手石の阿弥陀窟」だけです。海蝕洞窟の中にあり、舟でしか入れませんので。いっぽう阿弥陀窟は天然記念物に指定されるほど権威?があるものなのに、インターネットで検索しても、洞窟内部の画像はありません。年に1回だけ漁師さんが地元の方を招いて見せてくれるという噂は聞いていたのですが、見学会に招かれて仏像を見たという人の証言を、ここで聞けるとは!
おかあさん「手石のもうひとつ隣の〇〇漁港から、〇〇さんが舟を出してくれるの。洞窟に入るときは背をかがめてね。洞窟の天井にたぶん割れ目があるんですよ。そこから光がちょっとだけ差し込んで。きれいなお姿でしたよ。そうとう古い時代の菩薩像ですね」
誰でもスマホの動画撮影ができる時代に画像がないというのも不可解ですが、撮影禁止の見学会なのかもしれません。地元の方々の、神秘のままにしておきたいという気持ちを察した次第です。
(現象で画像なし)
(画像なし)
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