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 急に左右から、山がV字に迫ると、宇奈月温泉に到着。
 ここは源泉98度、湧出量3,000t/日という北陸有数の温泉地。
 時刻は09:20。
 ここから奥へは、トロッコ電車に乗るしかない。
←この鉄橋をトロッコが走る。
 客車は屋根しかないオープン型。
 風が抜けて、こりゃあ涼しい。
 駅前の観光案内板を見ていると、数人のおっちゃん(観光ガイドさん)が、笑顔で僕のまわりに集まってくる。
おっちゃん「ライダーさん、何がしたい?」→「下調べしていないけれど、タイミングが合えばトロッコに…」→「おゝ、09:42の電車があるよ!」→「えっ、あと20分しかないですよ?」→「大丈夫大丈夫。間に合う、間に合う」
 あっ、ありがとう、おっちゃんたち!
 言われるままに駐車料金を支払い、切符を買うと、飲み物だけをつかんでトロッコに飛び乗った。
 さいごに飛び乗り、間一髪セーフ!
 革ジャン革パン姿だから、乗客の視線を浴びて、ちょっと恥ずかしかったが。
 さっきのおっちゃんのうちの一人は、改札口の駅員さんだった。