トンネルを出てまぶしい中をすぐ左折して、目的地に到着。 こうして着いてみると、あらためて強烈な印象を受ける立地ですね。なにしろ次のトンネルが、すぐ先(画像の右手)にぽっかり口を開けているのですから。X字に切れ込んだ谷が迫っていて、これぞ秘湯という雰囲気。
奥の駐車場は砂利敷で傾斜もしていたので、進入路の舗装に駐めさせていただきました。
さて坂巻温泉を事前におさらいすると、泉質はナトリウム-カルシウム炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。源泉は75度と高温なため、豊富な山の湧き水で加水冷却してかけ流し。上高地・大正池の手前の渓谷に湧く、「子宝の湯」だそうです。
←湧出井戸がありましたが、流れ落ちるお湯に触ると、確かに熱い。
またほとばしるお湯からは、わずかに甘いイオウの香りがします。
旅館はがっちりとした重厚な造り。入浴料を支払うと建物の裏手から屋外に。サンダルに履き替えて階段を下りてゆくと男湯と女湯に別れ、さらに下りれば湧き水の滝があり、その下に巨石で囲まれた露天風呂があります。先客は外国人男性。フランスから来た若者で、ご夫婦で高山に連泊して観光を楽しんでいるそうです。(なお会話は英語で)
フランス男性「僕も本国に帰ればライダーさ」
「坂巻温泉」
長野県松本市安曇上高地
0263-95-2453 入浴料¥600-