おっと! 危うく自然村を通過するところでした。(右)
 丘を登ると、管理棟兼お食事処が現れます。おおっ、なんと年季の入った萱葺き!(下) 不老山薬師温泉は、立ち寄り湯というよりは、キャンプ場のお風呂という位置づけかしら?
 しかし、ウグイスがにぎやかですね。そしてもう一つの鳴き声は… カジカガエル!?間違いありません、カジカガエルの鳴き声です。本州だから棲息していても不思議はないし、繁殖期は4〜8月ということでも不思議はないのですが、4月に房総でカジカガエルの鳴き声を聞くとは…房総半島の豊かな自然に、発見です。
 受付を済ませると、お食事処の前を通過して、浴室に下りてゆきます。お食事処は敬老会の貸し切りで、にぎやか。以前の、勝浦の温泉も活気があったなぁ。
⇒勝沼つるんつるん温泉はコチラ
 さて、浴室は小ぶりな内風呂と大きめな露天風呂。琥珀色というより昆布のだし汁を思わせる源泉が満ちています。源泉かけ流し。温度は41度とちょっと熱めで僕好み。泉質はメタほう酸・メタけい酸・重炭酸ソーダ泉ということですが、普通のモール泉だと思います。肌あたりは、わずかにつるすべ感があります。入浴客はおじいさんが二人おられましたが、内風呂におられたので、露天は僕の貸し切り状態。で、発見だったのは、この露天風呂、水深が妙に浅い。肩まで浸かろうとすると、寝湯状態ですよ。なのでせっかく大きめな浴槽なのに、寝そべっちゃったら収容人数は5〜6人がいいところでしょう。水漏れを補修しているうちに上げ底になったのかな?なんてことを考えて長湯をしていたら、効能をじっくり味わうことができました。
 風呂あがりは身体のコリがとれて爽快です。はじめは「キャンプ場のお風呂か?」と恐々でしたが、こうしてあがってみるとなかなか良い温泉です。なおこの自然村には宿泊棟もあって、宿泊棟と浴室とのアクセスは素掘りのトンネルでした。子供だったらすてきな思い出に残るだろうな。
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「不老山薬師温泉」
入浴料¥700-
千葉県館山川市
布良600番地
0470-28-1111