館山を発つと、半島の中央、久留里へと向かいます。国道410号線で安房中央ダムを通過。抹茶色の水面と、鮮やかな赤い鉄橋がきれい。萌えるような新緑もすてきです。
 次は「酪農のさと」(下)を通過します。ここは酪農発祥の地で、1728年に八代将軍・徳川吉宗が、ここでインド産乳牛3頭の飼育を始めたことに由来しているそうです。それは知りませんでしたね、発見です。なお撮影したときはそんな歴史もつゆ知らず、牧草地と桜並木とが牧歌的なスポットだなぁと、カメラに収めただけでした。
 さて久留里の少し手前で県道34号線に分け入ると、すぐにお店が現れます。ライダーには知られた「おらが丼」の「名代亭」。「おらが丼」とは、鴨川エリアで定着する、地元でとれた新鮮な野菜や魚介類、お肉などをふんだんにつかった、自慢の丼ものの総称。千葉県在住の知己に訊いても知らなかったので、知名度は低いのかもしれませんが(笑)、どのお店の「おらが丼」も“盛り”の良さが特徴。名代亭の「おらが丼」では特に「おらがX丼」という逸品が有名で、ふつうの海鮮丼ひと鉢に、さらにネタのみのひと鉢がついて一人前。僕が大型自二に乗り始めた頃から知られてましたから、20年近くもご当地グルメの中核店。やっと訪れることができました。
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「名代亭」 千葉県鴨川市寺門186
050-5896-7180