開店20分前に、「千寿の湯」に到着。向かって左が温泉棟で、右が売店棟。温泉は、清水渓流公園(「濃溝の滝」で有名)の一角にあるために、駐車場は広大で、子供の遠足需要にも対応できるよう、大型バスも悠々駐車できる。この時もお年寄り満載のマイクロバスが到着したので、皆さん温泉に向かうのかっ?とビビりましたが、幸い皆さん濃溝の滝に向かわれました。
 と、いうわけで、10時30分に僕ひとりで入館。貸し切り状態となりました。
 浴室は暗くしてあり、窓越しの景色が、切り取った絵画のように鮮やか。泉質は重炭酸ソーダ泉で、加温あり、源泉かけ流し。わずかに褐色がかったお湯は、ちょっと熱めで、さらりとした肌あたり。
 説明によると、22L/分と少ない湧出量で入浴客が満足できるようにあえて浴槽を小さくし、また湯口から浴槽の縁に木枠の水路を敷き、所々に放出口を設けて、浴槽にまんべんなく湯が行き渡るように工夫しているのだそうだ。
 重炭酸ソーダ泉とはいえお湯に泡はなく、ただただ気持ちがいい温泉です。
 風呂あがりも、効能で疲れがとれるというか、身体が軽く感じます。この千寿の湯、とても良かった。5〜6人で“芋洗い”状態になるほど小さな浴槽なので、さっきのマイクロバスのようなことを考えると気が重くなりますが、空いていれば、という前提付きでお薦めします。
 温泉から鴨川に向かうと、すぐ有料ゲートの跡地が現れる。これが先月から無料化された鴨川道路。開通1967年ですから、50年の歴史に幕をとじたわけです。
⇒「千寿の湯」はコチラ
「濃溝温泉・千寿の湯」 入浴料¥1,000-
君津市笹1954-17 0439-39-3791
barracuda-second017004.gif