2020年6月16日(火)
曇りのち晴れ 現地気温24度
気温28度と暑いなか、09:30自宅を出発。箱根十七湯の一つ、二ノ平温泉を目指す。共同湯の開店は11時なので、遅い出発だ。関東地方は6/11に梅雨入りしたが、箱根は昼には晴れるという。
箱根湯本に着くと、気温24度と爽やか。国道1号線で太平台を登ってゆく。
眼にも鮮やかな緑。ヘルメットの中にも、緑の匂いが届く。これだけフィトンチッドが愉しめるなら、しっとりとした曇りも悪くない。
さて箱根十七湯のおさらい。
いままで制覇したのは、湯本、宮ノ下、底倉、芦之湯、仙石原、強羅、宮城野、太平台の八湯。
残るは、塔ノ沢、堂ヶ島、木賀、姥子、湯ノ花沢、小涌谷、二ノ平、蛸川、芦ノ湖の、九湯。
このうちの二ノ平温泉の共同湯「亀の湯」に向かう。
共同湯で喧噪を忘れる の巻
(左)宮ノ下の箱根神社の坂を登ってゆく。このあたりから強羅までは、ちょっと狭くなる。愛機にわざと駆動をかけて遊ぶ。
くぐもったエンジンの鼓動。
むずがるようなドライブチェーンの振動。
坂を蹴るリアタイアの回転。
そして、次のカーヴが迫る。
ペダルでギアを一段落として旋回。
カーヴの出口で再び駆動をかける。
この繰り返し。
愛機とのないしょ話が楽しい。
箱根彫刻の森美術館から強羅駅に至るまでの平坦な一帯が、二ノ平。着いたとたんに、晴れる。旅はこうでなくっちゃと、独り言つ。すぐに「亀の湯」が現れる。一見するとただの古い民家で、看板がなければ共同湯とは気づかない。
二ノ平温泉は比較的新しい温泉で、開湯は1953年。年季が入った外観からすれば、共同湯も同時に建てられたのかもしれない。駐車場は玄関前には2コマしかないが、同じ敷地に源泉井戸があって、そちらの駐車場にも駐められるようだ。“共同湯が一番源泉地に近い”という文法どおり。
管理人さんに入浴料を払って、浴室に。