眼下に見えるのが、戸田の漁港。鈎型に延びる御浜(みはま)岬もくっきり見える。御浜岬は砂嘴(さし)と言って、海流によって運ばれた砂が長い年月に堆積して形成された、嘴 (くちばし) 状の岬。
僕は、地形の先っぽに行きたがる習性に身をまかせて、あの岬の先端まで行ったことがあったなぁ…。
このあと西伊豆スカイラインを北端まで走ると、Uターンして反対向きに走る。(下)
いつもここは雲が近い。 というか、この稜線上で雲が湧き出るせいか、雲が低い。
風は感じないが、海側と山側から風があがってきているのだろう、頭上で雲が湧きあがっては消えてゆく。
標高は900m前後で、天城山(1,405m)と比較しても、ずっと低い。
けれど森林限界のように樹木がないこともあって、数値以上に高い印象がある。
西伊豆スカイラインをおりると、船原のSSで給油する。
従業員のお姉さんから、「きょうは予報が外れて、晴れてよかったですね」と声をかけられる。