R266は、茶臼岳の南麓を鉢巻き状にぐるりとまわるBack-Road。開通せずに終わった幻の「塩那スカイライン」の成れの果てともいえる。いまは、奥那須の別荘地をとおる快走路。
ただ軽井沢や蓼科の別荘地の道とは違ってアップダウンが多く、時おり山裾も見えて走り応えがある。
道路わきに紫陽花が咲いていて、色が眼に沁みるようだ。
さらに進むとヤマユリの群生もあり、芳香がヘルメットごしに届く。
商業施設がほとんど無いのも、R266が軽井沢や蓼科の別荘地とは違うところ。こうしてひたすら原生林を登ったり下りたりする。
ヘルメットの風防をあげて走る。風が気持ちいい。
でも虫が顔に当たる。蝶のように鱗粉がサングラスに付かないから、たぶんトンボだなぁ。でもせっかくの気持ちいい風だから、風防は開けたまま。何匹かトンボと激突して、痛い思いをする。このあと、立ち寄り温泉でふと見ると足元にクワガタムシ(メス)が歩いていた。奥那須は昆虫天国だ。