乗鞍・上高地は、日なたは暑くて、トンネルのなかは肌寒い。この日は照明工事がありトンネル内での信号待ちがあったために、なかで身体が冷え冷えに。炎天下に走り出ても、しばらくは快適だった。安房トンネルを抜けて岐阜県側に出ると、雲は多めだけれどまずまずの天気。上高地の山々も鮮明に見える(左)。インターネットで調べると、明日の降水確率もぐっと下がっている。
僕も下着もしあわせになったところで、昼ごはんの時間。お目当てのお食事処に行こう。今回はいつもの「鶏ちゃん」ではなく、飛騨高山の名物、高山ラーメンをいただくつもりである。
平湯から高山に向かって20分、国道158号線沿いにある飛騨大鍾乳洞に到着。山に囲まれた広場に飲食店やお土産店が門前町を形成している。見上げると断崖の奇岩が見事。画像の左手がお目当ての「鍾乳堂」で、看板がひときわにぎやかなお店です。ここの高山ラーメンが、麺が自家製麺で美味しいそうです。たしかに国道にも「名水仕込み自家製麺」のノボリがいっぱい立っていた。
ふふふ、『さいは投げられた(@カエサル)』。ではルビコン川を渡ってみるかいな。ということで、飛騨高山のホテルに電話してみると、今晩は1室確保できるとのこと。急ぐ旅じゃなし、一泊しよう。念のために積んでいた着替えも無駄にならなかった。積んだまま走っても負担はないけれど、帰宅して整理タンスに戻すことを考えれば、使ってあげたほうが下着もしあわせ。
店内は典型的な観光名所のお食事処。おじいさん数人とおばあさんが、忙しく切り盛りしている。いただいたのは「ラーメン定食(¥1,000-)」で、高山ラーメンに飛騨コロッケとご飯、コーヒーゼリーがつく。コロッケは調理中とのことで、ラーメンが出てくる。まずは麺をたぐって…。コシのある細麺に甘めの醤油スープがからんで美味しい。スープに打ち粉が溶けて、とろりとしたところもいい。チャーシューはホロホロ状に崩れる。なんか旨味が後をひく感じで、あっという間に完食してしまいました。鍾乳堂の高山ラーメン、お薦めです。ここで揚げたてコロッケが出る。
「鍾乳堂」 0577-79-2156
岐阜県高山市
丹生川町日面1146-2