2022年8月22日(月) 晴れ 
現地気温32度

 僕の愛機はどのくらい走っているでしょうか?オドメーター(距離計)は、46,400kmです。いま履いているメッツラー Roadtech 01も、3年間履いて、4シーズンめ。接地面が摩耗したら、以前のパンクの影響なのか、空気圧が安定しなくなりました。タイアを新しくしました。
 こんどは久しぶりの日本製、住友ダンロップの Road-smart4です。Buellの頃から数えると、これで8本めのタイアということになります。
 新しいタイアの皮剥きには、どこに行こう。今年の夏は雨が多くて青空を見ていません。青空を見よう、それも高い青空を! それだったら越後だ。嬉しいことに湯沢だけが快晴の予報です。湯沢に行くなら共同湯を組み合わせてもいいな。では、さらりといきましょう。
 5:50に横浜を出発する。予報どおり、途中の群馬県は曇り。陽射しがないぶん楽でした。
 9:00に谷川岳PA到着。(左)この谷川岳トンネルを抜ければ、越後。そして空は、もう越後の青空です。「越後の光よ、ただいまっ!」と、快闊を叫ぶ。
 関越道を湯沢ICでおりると、温泉街を往く。めざすのは共同湯の「山の湯」、愛称「やまんぽちゃ」。山の湯は、越後湯沢で一番古い共同浴場。川端康成が小説「雪国」を執筆した旅館にほど近く、康成自身も利用したといわれている。
 画像のとおり、突き当りで道がY字に分かれていて、地図によると分岐の左が「山の湯」ですが…。左は崖(★)ですよ…?。
 崖に「山の湯↑」と看板があり、坂を見あげると、あり得ないほどの急斜面のつづら折りです。
 「コケないかしら…?」
 愛機は230kg、坂でコケたら起こすの大変…。絶望感に襲われました。頭のなかを整理すると、これほど絶望したのは、信州の小谷温泉、中房温泉、しらびそ峠、姨捨山、関田峠に続いて6回め。
 泣いていてもはじまらないので、両足を地面についてアクセルをあけると、愛機がもがくように登り始める。
 愛機よ、オマエも嫌なんだな…。
 話しはとんで、帰宅して共同湯マニアのホームページで読んだのですが、「山の湯」のアプローチの険しさでは全国でも1位だそうで、慣れないと車では登れない。でもひなびた風情を守るためにも、地元はあえてそのままにしているという。
 ちなみに冬の積雪時だけは、崖のしたに臨時駐車場が設けられるそうです。
barracuda-second017004.gif
越後湯沢でタイアの皮剥き