道の駅のお隣りには、もうひとつの共同湯、「街道の湯」があります。
この共同湯も、黒々としたロッジ風の建物。背後に森を配して、雪国らしい雰囲気です。
北の空はいよいよ青く、おそろしいほどだ。
脱衣所や浴室は広く、浴槽も内風呂と露天風呂がある。たまたま先客があがったところで、客は僕ひとり。貸し切り状態となった。
泉質はアルカリ性単純泉。たぶんかけ流しではなく、一部は循環させているような気がします。適温。お湯はよく見ると、わずかにエメラルド色を帯びている。
露天風呂に陣取りました。肌あたりはさらさらとしていますね。意外だったのはけっこう身体を圧してくる感じがあって、長湯はできません。山の湯よりもこっちのほうがぬるいのに?僕が食後まもないせいかもしれませんが…。風呂あがりの温浴感はおだやかでした。
さて今回は温泉ばかり論じてもしかたない。なにしろ新しいタイアの皮剥きが目的なのですから。
湯沢の街に戻って、谷川岳トンネルがある山々を見あげる。(下)
あの尖った山々の向こうが上州みなかみ。見ていたら家に帰らなければならないことに気づいた。
で、帰路はさらり、と、いきたかったのですが、そうはいきませんでした。圏央道八王子ICでの事故渋滞にはまり、それもあいにく2件の事故が同時発生。圏央道はマヒしてしまい、あふれた車が次々に途中のICでおりるので、街も大渋滞となりました。僕も所沢ICで下りたのはいいものの、どこもかしこも車で溢れかえって、なすすべなし。動かない車列のなかで、「この渋滞はほんとうは夢で、僕はいまもあの越後の青空を見あげているに違いない‥」と、自分をトランス状態にもってゆくものの、それもことごとく失敗。
疲れて自宅にたどり着いたのは20:30。
総走行は455kmでした。
おしまいは、新しいタイアの紹介です。
「街道の湯」 入浴料¥600-
南魚沼郡湯沢町三俣1021
025-788-9229