浴室からは雄大な白馬三山や八方尾根の姿が見える。内風呂と露天風呂は石張りで、蛇紋岩を使っているとのこと。
じょろじょろと源泉が注がれ、あふれ出ている。お湯は透明で、匂いはごくわずかに甘い匂いがします。温度は熱めで僕好み。
泉質はアルカリ性単純温泉。日本一というアルカリ(ph 11.5)の高さですが、肌あたりにスベスベ感が強いことに加えて、肌をつまむとキシキシ感もあるのが、その現れでしょうか。お湯の中で足の指をこすり合わせても、スベスベ感を実感します。またお湯は水素イオンの濃度も高いそうで、新鮮さというか清潔さを感じて、気持ちいい。
ただ身体を圧してくる感じはあって、長湯はできないかな。
風呂あがりの温浴感は強くて、汗がどっと出ます。スキーのMecca、白馬にぴったりの温泉です。でも、スキーをしない人にもお薦め。帰宅して温泉マニアさんのホームページを拝見すると、たしかに白馬八方温泉の ph 11.5 というのは全国1位。でも5位以内を見ると、山梨白根温泉や、埼玉武甲温泉など、なじみのある温泉名もあって、ちょっと嬉しかった。
さてお昼ごはんはどこで食べるんでしょうか。温泉の従業員さんに相談します。従業員さん「トンカツなら『ちとせ』ですね。日替わりランチがまだあれば、お薦めです。僕もよく行きます」。こんどは茶屋のあるじにご挨拶。あるじ「あゝ『ちとせ』さんね、美味しいよぉ。すぐソコだし。行っておいでよ」。茶屋のあるじに、別のお食事処に送り出されるのは心苦しかったけれど、「ちとせ」に向かう。
「ちとせ」は、JR白馬駅から八方尾根に向かう直線道路に面していました。店の前に大人数向けのオープンテラスが増設されています。お客がひっきりなしに来店する繁盛店。驚いたのは北欧らしき外人客が多いことで、夏からスキーのトレーニングをしている関係者かな?
「とんかつ・ちとせ」 0261-85-0803
北安曇郡白馬村北城八方口5597-1
「みみずくの湯」 入浴料¥650-
北安曇郡白馬村大字北城八方口5480-1
0261-72-6542