2022年9月15日(木)
晴れ 現地気温度26度
春秋の革ジャン革パンに衣替えしてもいいだろう。ついでに雨も考慮して、ヘルメットの風防にはっ水剤を塗る。05:50に横浜を発つと、中央道を西に。はたして予感が的中して、相模湖からは雨と霧。ときどき本降りになる。おまけに寒いくらい。雨に濡れながら、予感が的中したことを素直に喜べないのは僕の了見が狭いからだろうか?と考える。単車の旅は自問の旅でもある。
笹子トンネルを抜けると甲府側は快晴。先ほどの自問はコロリと忘れる。岡谷ICでおりて、湖北トンネルで中山道に合流、気分も晴れやかに和田峠へと向かう。気温26度。目的地は、和田峠というか和田宿というか。
ビーナスラインと交差する国道142号線・中山道は、ライダーにはビーナスラインにのるまでのアクセス道のひとつでしかありません。おまけに交差する和田峠にあるトンネルは有料で、いままで敬遠していました。ところがトンネルは償却を3年も前倒しして、ことしに無料化。和田峠はぐっと身近な存在になりました。今回は和田峠と、佐久側にある和田宿を探訪します。
和田トンネルをめざして登ってゆきます。さすがに中山道というか、勾配がきつい。なおトンネル無料化で物流トラックの往来も増えたように思えるのは気のせいでしょうか。
驚いたことにトンネルをくぐると、佐久側はいまにも泣き出しそうな曇り空。おまけに気温は18度と、岡谷側よりも8度も低い!まぁ信州ですから、峠ひとつ隔てれば、何もかも違いますよ。なんてガラにもなく達観したことをつぶやきながら、峠をおりる。勾配が緩やかになったところで、長和町営の温泉付き運動公園「湯遊パーク・和田」に着く。きょうはここの「和田宿ステーション」と「ふれあいの湯」で、昔日の宿場町の面影をしのぶことにします。
農産物直売所は地元のおかあさんたちでにぎやか。キノコやリンゴが並んでいます。さすがにマツタケは¥3,500円と値がはります。従業員のおばちゃんに「ふれあいの湯(矢印のトンガリ屋根)」へのアクセスを聞くと、園内を走ればすぐとのこと。
中山道 和田峠探訪