2023年05月10日(水) 晴れ 気温26度
6:50に出発し、中央道を西に。甲府南ICから一般道におりて、富士川の土手道を走る。土手道といっても、国道140号線、笛吹ラインという幹線道。気温も上がってきて快適そのもの。ひたすらまっすぐ走ると、さいごに富士川を渡る鉄橋が見えてくる。その名も富士橋。久しぶりだ。停車。
左は、前回渡った、7年前の富士橋。
そして下が、きょうの富士橋。
あたりは眩しいほどの新緑。そしてゆるやかに流れる富士川は抹茶色に濁って、まるで中南米のよう。いつもながら魅せられる風景だ。
ただこの鉄橋もそろそろお役御免。撮影する背中では、新しい鉄橋の工事の真っ最中だ。この富士橋は1950年竣工と古く、幅員が狭く耐震基準も満たしていないので、撤去されることが決まっている。
ちなみにこのあたりの地名は鰍沢口(かじかざわぐち)といい、江戸時代は港町だったそうだ。海運ならぬ舟運で、物資の往復や、身延山参拝の人の往来で栄えたという。荷揚げの跡地であると記した碑(右)もある。
工事の交通整理をしていた地元のおっちゃんに話しかける。「ここは富士川にかかる橋としては二番めに古いんですよ。こっち岸の川底が深くなっているんで、荷揚げには好都合だったんじゃないかな」
鰍沢口は港町