始まりは垂直な崖を登るつづら折り。つづら折りは途中の澳津神社までですが、きつい勾配は延々と続きます。車重のある単車で登るような道ではなかったなぁ。くわばらくわばら…。
 いままでもこれ以上勾配がきつい道も走りましたが、奥に進むにつれて道が荒れてゆくのが、R498のハードなところでした。途中の分岐にある案内表示も集落名で、地元の人でないと分からなかった点も辛かった。
 さて登り口には、あたらしく道路管理者の看板が立てられています。
 えっ?「澳津神社から先はもう道路整備をいたしませんので、ご了承ください」?
 廃道の予告かしら?
 ルートイン上山田温泉に16時にチェックインすると、早速フロントのお嬢さんに尋ねます。
お嬢さん「そうなんですよ。役所から『澳津神社から先はもう管理をしませんから』って言われています。通行止めではないそうなんですが、草木が茂っちゃって、もう走れる状態じゃないそうです」
 ふむむ…。
 二度と走りたくないR498ですが、無くなってしまうのであれば、いままで長い間おつかれさま、という気持ちになりました。 
 部屋でイージーパンツに履き替えます。身軽になれば、こっちのもの。歩いて公衆浴場に向かいます。
 ルートイン上山田温泉の大浴場も天然温泉なのですが、その土地の雰囲気を楽しむには、おソトに出ないとね。
 さっそくお酒を調達できるコンビニを発見。
 温泉街らしく、コンビニにも足湯があります。お目当ての公衆浴場もすぐに見つかりました。
 「湯元・かめ乃湯」。
 源泉かけ流しの公衆浴場。開湯は1903年といいますから、120年の歴史を誇るそうです。
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