中央道を信州中野ICでおりて、一般道へ。めざす間山温泉へのアクセスは、お世辞にも分かり易いとはいえない。GoogleMapからおこした手書きの地図をはさんで、SSのおっちゃんと顔をつき合わせて、ここだあそこだと…
中野市街を抜けると、山に向かって坂を登る。
このあたりのりんごは出荷を終えている。(右)
ここでおさらいすると、向かうのは間山温泉の「ぽんぽこの湯」である。名前の由来は「証城寺の狸ばやし」を作曲した中山晋平が、信州中野の出身だから。中山晋平は地元の誇りなのである。「証城寺の狸ばやし」は、同じ音の繰り返しに終始する、童謡の名曲だと思う。ちなみに証城寺じたいは、千葉県木更津のお寺だそうだ。
旅にもどる。道はあちこち曲がりながら、しだいに急坂になる。途中に中山晋平記念館がある。
おいおい…どんどん勾配がきつくなるぞ。
集落をはずれると、道に中央分離帯が現れる。もうUターンしてはいけないということか?
(左)ふり返ると、中野の市街地が一望。
スキーゲレンデの上から、見おろしたときみたい。
さいごは胸が悪くなるほどの急勾配。1速で、もがくように登る。
こんな勾配にするなよ。
でもいままでの高山温泉郷も、み〜んな坂道だったからなぁ…と、ため息。
あとで従業員の方に伺うと、雪がふると、この坂道には夜じゅう温泉を流しっぱなしにするそうだ。
これが「間山温泉・ぽんぽこの湯」(右)
なお坂道はこの先のキャンプ場で行き止まり。そしてうしろの山の向こう側は、夏に訪れた蕨温泉という位置関係だ。