用宗みなと温泉は、護岸のはじっこにありました。ここで温泉が出たの?!と驚くほどの場所です。
建物はマグロの加工所だった建物をリノベーションしたものだそうです。
記憶はおぼろげですが、ここには無味乾燥な工場がありました。
向かって左側が売店とお食事処。右側が立ち寄り温泉。
館内はたいへんおしゃれで、ちょっとしたリゾート気分に浸れます。
浴室にはタイル張りの内風呂と、岩に囲まれた露天風呂。
内風呂は炭酸風呂と、地下深層水の沸かし湯で、露天風呂のほうが天然温泉になっています。
源泉は26度で、この下1,000mの地中から汲みあげて、適温42度に加温。
泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉と、ごく普通な温泉です。
お湯は薄い笹にごりで、肌あたりはややつるすべ感あり。循環式なのですが、お湯の消毒は塩素消毒ではなく、モノクロラミン消毒という最新の手法でおこなっています。たしかに塩素の匂いがないだけで、心が落ち着きます。あとで調べるとモノクロラミン消毒にはわずかなレモン臭があるそうですが、入浴中は特に感じませんでした。
露天風呂を囲む壁にはのぞき窓があって、そこから富士山を眺めて、瞑想のひととき。
風呂あがりは肌のアブラがおちて爽快でした。
駐車場に戻ってくると、対岸が人影でにぎやかに。漁協が運営する、屋外のお食事処がオープンしたのでしょう。
きょうは、あそこではなく、港町のお食事処でいただきますか…。
愛機を置かせてもらって、徒歩で向かいます。
「用宗みなと温泉」 054-256-4126
静岡市駿河区用宗2-18-1
入浴料(平日)¥800-