barracuda-second017004.gif
 圏央道の茂原長南ICでおりると、R147で温泉に向かいます。
 気温は24度。
 きょうの甲府は30度らしいけれど、茂原はちょうどいい。
 空は綿雲が多いものの、差し込む陽射しは、まぶしい。
 周囲は、まだ水をはっていない田んぼ。千葉県産こしひかりは、ねばりけがあっておいしいんだっけ。
 太陽発電のソーラーパネルも、あちこちにある。
 そして、ゴルフ場の案内看板。
 これが一番、茂原らしい。
 10:30に温泉に到着。「ながら温泉」は、正式?には「長柄町福祉センター」といいまして、長柄町役場の敷地内。町民の施設ですが、外来者も入浴ができるそうです。
 駐車場は広大で、地面のコマ割りもマイクロバス・サイズでゆったり。館内はロビーをはさんで会議室、演舞場、そして立ち寄り温泉。設備はきちんと維持されていて、お手洗いなんかホテルなみにきれい。
 脱衣所には先客のおじいさんが2人。ご挨拶をすると、革ジャン革パンの僕を快く受け入れてくれました。
 7〜8人が浸かればいっぱいという小ぶりな浴槽には、真っ黒な、もう重油みたいに真っ黒なお湯が満ちていて、思わず歓声をあげてしまいます。身体を洗うと、さっそく浴槽に。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉ですが、ここではヨード泉のほうが聞こえがいい。源泉は19度で、加温して循環。お湯はつるすべ感があります。しかし何といってもこの色の濃さ!5cmも沈めるともう手のひらが見えません。黒湯といってもこんなに黒いとはね。
 おじいさん「このあたりの温泉じゃ、ここが一番色が濃いんですよ」「横浜から来られるくらいだから、ここももっと宣伝に工夫せにゃ」「いや、お客さんいっぱい来るとわしら困る」と、そんなお二人のお話しをうかがいながら、黒湯を楽しみました。風呂あがりは肌がしっとり。外に出ると、受付係のおじいさんが愛機のそばにいて「昔オフロードバイクに乗ってたんで、懐かしくてね、見させていただきました」とのこと。しばし談笑。
 「ながら温泉」は、地元の方が「一番濃い」っておっしゃるんですから、まちがいありません。のんびりできるステキな立ち寄り湯でした。
「ながら温泉」
0475-30-7200
千葉県長生郡
長柄町桜谷712
入浴料¥500-