(観光案内板より)
いちばん近い信州の温泉
いちばん遠くにある信州の温泉、それは新潟(糸魚川)との県境にある姫川温泉でしょう。あそこは距離がありました。では、いちばん近くの信州の温泉は…?
台風が近づいてくる平日の6:25に出発し、中央高速をひた走ります。空気はむしむしするものの、朝は涼しくなりました。保冷バッグに凍らせてきた吸水タオルは、往路では出番なし。
空はあいにく雲がとれません。はるかに臨む八ヶ岳も、すっぽりと厚い雲に… これって雲? いや霧か?
小淵沢ICでおりると、気温は25度。あたりは霧に包まれて、ぼんやりとうす暗い。
まず清里高原を走ってから温泉にと考えていましたが、温泉に浸かって霧が晴れるのを待つことに。
2024年8月26日(月)
キリのち晴れ 現地気温22〜25度
10時、道の駅・蔦木宿に併設される「つたの湯」に到着。さっそく観光案内の看板を覗く。
点線が県境(左)。
確かに「つたの湯」は、ぎりぎり信州。温泉なら小淵沢ICの隣にもあってクルマならそちらのほうが近いけれど、あそこは山梨県。「つたの湯」がいちばん近い信州の温泉です。
甲州街道沿いで、裏には釜無川の清流が流れます。釜無川の後ろの山は、もう山梨県。(下)
道の駅は、宿場の本陣を模したアンティークな建物。戦国時代ここは諏訪国と甲斐国との境で、そのあと信州のさいしょの玄関口として栄え、いまはクルマの休憩所。
朝どれ野菜の販売コーナーが騒がしくなる。営業開始。皆さんといっしょに温泉に。
はっきり言って設備は年季がはいっています。が、館内の設計はすばらしい。迷うことなく、全裸になって衣類をロッカーに納めて、カランにたどりつくことができる。明るくしてほしいところに採光があり、浴室のステップはすべて緩やかで手すりがつく。感心しました。