崖の手すりから身を乗り出して、ズーミングしての一枚。
 荒々しくも美しい海岸の眺め。
 もと来た道を戻って、14時。ふたたび共同湯「みなと湯」にやってくる。さきほど打ち合わせしたスペースに駐車して、共同湯ののれんをくぐる。
 おかあさんから、貴重品は貴重品ロッカーに入れること、浴槽左側は湯口があるのでやけどをしないこと、塩泉なので上がりにはシャワーを浴びること、などの説明を受ける。
 おかあさん「あまりに熱かったから、水を足しました。それでもまだ熱くて入れないときは足していいですから」
 浴室は四角く、黄土色のタイル貼り。浴槽は浴室の幅で大きく、水色のタイル貼り。透明のお湯が、窓の光にうねってきらめいている。浴槽のなかの片側が、ベンチの形に盛り上がっている。海水浴のあとにぴったりの、開放的な共同湯。
 浴槽のベンチ状の盛り上がりに陣取ると、反対側が遠い。深さもあって、こうして盛り上がりに座っても、肩までお湯に浸かる。そうとうな湯量だ。
 お湯はかなり熱め。泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉で、源泉は89度!そりゃ水でうめないとねぇ。天井を見上げると、湯気抜きの木枠が立派で、ぼんやり鑑賞する。
 風呂あがりはどっと汗が出て、爽快。塩泉らしい温浴感。たまらず自販機のエナジー飲料(ミニ缶)をいっき飲み。
 さて、帰りますか。
⇒2015年の、ユウスゲ公園の
頂上からの眺めはコチラ
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「公衆浴場みなと湯」 入浴料¥600-
静岡県賀茂郡南伊豆町湊972
0558-62-0390