白樺湖を発つと、上田側におりてゆく。
 11:10 信州霧山ダッタンそばのお店、「レストラン緑の花そば館」に到着する。
 信州そばの一つ、長和そば、別名「韃靼(ダッタン)そば」の専門店。
 モンゴルの一民族タタール人が好きだった蕎麦なので、わが国ではダッタン(韃靼)そばというらしい。
 ダッタンそばは、ルチンの含有量が普通のそばの120倍という健康食なのだそうだ。
 店内には、タタールの人に由来する食べ物としてタルタルステーキ、なんてのも紹介されていた。
 さて、話をダッタンそばに戻す。
 「八割もりそば(¥1,200-)」をいただいた。
 とにかく驚くのは、日本そばらしくない麺の色。
 そしてガラス器のオレンジ色の液体が、そば湯。
 どちらもダッタンそばの、そばの実の色。
 ひと箸たぐって…うん?おいしい!
 おいしさがシンプルに伝わる、お蕎麦である。
 詳しく表現すれば、密度を感じる旨味で、あと味にクラフトビールに似たほろ苦さもある。
 そば湯は、普通のそば湯よりもさらっとしている。
 とてもおいしかった。
 タタールの人って、おいしいモノを知っているんだな。
 うしろの山一帯が、栽培している霧山地区。
 長野県は、北海道に次ぐ産地みたいです。
 ごちそうさまでした。
 もと来た大門街道を登る。(↓)
 木かげは、爽やかな緑の香り。
「緑の花そば館」 長野県小県郡長和町大門2558
0268-68-4232
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